いぬごや

よくはたらくいぬです

赤い飴を囓る

このりんご飴は当たりだった

毎日どんどん涼しく、空がパキリと澄んで高くなっていくのが気持ちいい。この週末はとくに予定がなかったので、発売を待ちかねていた本をベッドの脇に積みあげて次々読んだり、先日神社のお祭りで買っておいたりんご飴(冷やして包丁で切り分けて食べると見違えるほどおいしくなる)を食べたり、料理をしたりして呑気に過ごしている。

今は恋人と近所の喫茶店に来ていて、私はウインナー珈琲を飲みながらこの日記を書き、恋人は大きなマグのカフェラテを飲みながら紙仕事をしている。小さなiPadとポータブルキーボードがあるので、こうやって出かけ先でも気軽にパタパタ書けて楽しい。ノートパソコンだと脳が勝手に半分くらい仕事モードになってしまうから。

昨日の夕飯ははなかなかよかった。まぐろをサクで買っておいて、薄く削いでしょうゆとみりんで和えておいたのを、塩と味の素で軽く揉んで水気を絞った薄切りきゅうりと一緒に皿に盛る。これを各々好きなだけお茶碗のごはんの上にまぶして、セルフ鉄火丼にして食べた。海鮮丼は大好物だけど、ごはんの熱で刺身がぬるくなってしまうのが嫌だから、この食べかたはすごくいい。漬けときゅうりをひと口ずつごはんに乗せて頬張るから、みずみずしい食感のまま(そしてごはんはホカホカのまま)自分が食べたい量だけおいしく頬張れる。

そのほかに、細切りにしたパプリカを軽く温めて、ナンプラー・ごま油・すりごま・白こしょうで和えたもの。たまねぎの輪切りをバターでじっくり焼いて、しょうゆと砂糖で甘く焦げめをつけたもの。蒸したなすを熱々のうちに裂いて、白だしと絞ったすだち果汁で和えて冷やしたものを作った。一品ずつのボリュームを抑えつつ、甘いのやすっぱいの、生・蒸し・焼き、熱いのと冷たいののバランスがよくできて嬉しい。

このパプリカのナムルを作りたくなって、久しぶりにナンプラーの小瓶を買った。私は海の気配がする調味料が大好きで、オイスターソースとナンプラーと牡蠣醤油を愛している。卵とナンプラーだけで卵チャーハンを作ると、不思議と香ばしいカニのような味がしてとてもおいしい。今度それも作ろう。