年に一度、首が全部見えるほどに髪を短く切る。とくに離別とか決意とかそういう理由がともなうことはなく、単純に癖毛にうんざりする周期が年一で訪れるというだけの話だけど、着る服の系統をけっこうしっかりと変えなければいけないので、結果としてそれな…
ほとんど日陰のない家から駅までの道を、背中をかんかんに焼かれながら毎朝歩いている。うすいターコイズのポリッシュを塗った足の爪だけが涼しそうで、海とか川とか、水辺を恋しく思うことが増えた。下地のうえにさっと刷毛を滑らせただけの一度塗りが、う…
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